「英会話なるほどフレーズ100」のコンテンツはステージ1から5まで各ステージに20のフレーズがあります。そしてそのフレーズをどのようなに使うのか詳しく解説してくれています。
エクササイズもあり、その解答もあるので、これも参考にしながら自分でも英文をなるべく多く作ってみるのがいいと思いますが、その際は現在の自分が持っている語彙力から、とにかく即座に出てくるような練習をするのがいいと思いました。
実は、この本を買って読みだしたとき、前書きをさっとしか読んでなかったこと、強く意識していなかったことを後になって後悔しました。
この本の前書き部分、100のフレーズのページに入る前に「英会話の基本的な考え方」という項目があります。
主語の必然性のこと、主語+動詞が重要で、あとは場所や時間の情報が最後にくること、そして即座に発信できることが重要で、間違うことを恐れて黙るのは一番駄目だというような内容でした。
この本を買ってきて読みだしたころは、「そう言われてもなぁ」程度に受け流していました。
そして、とにかくフレーズを覚えていこうと思ってやっていました。
ところがです。
「例文で覚える中学英単語・熟語1800」などで自分がある程度英語の勉強をしてきて、その後にこの「英会話の基本的な考え方」を読んでみると、「結局これが重要、英語が話せるようになるためのキモじゃないかなぁ」と思えるようになりました。英語を身につけるためのキモが、実は「まえがき」にあったとは驚きです。
最近読んでみた書籍では大橋健太さんも同じようなことを書いています。
こちらは時制も入れてSTV(主語・時制・動詞)という表現をされています。
ここを即座に言えるように訓練するということですね。英会話は瞬発力が必要で、考えている暇はないですからね。
私は基本文法は知っていないと話にならないと思いますが、知っているだけでは使えない、だから知識を生かして実践で使えるまで練習しないと無意味。
これ、例えば音楽でもそうです。楽典は音楽における文法のようなものですが、楽譜の読みかたを知っていても、すぐにピアノが弾けるわけではありません。音楽の場合は英会話よりもっと厳しい一面があります。時間とともに進行するので、「ちょっと待ってよ」とは言ってられないですね。だらか人前で演奏するとなると必死で練習(>_<)英会話ならちょっとぐらいは詰まっても大丈夫、使おうと思った単語が出てこなければ別の言い回しを考えて言えばOK、私は日本語でもやってます、年を取ると思った言葉が出てこなかったりで、いつもこれでごまかしてます。ひどい時は「あれ、あれだよ。(That what-cha-ma-call-it.)」