「例文で覚える中学英単語・熟語1800」に出てくる単語、つまり中学3年間で習得すべきレベルは、やり直し英語を始めるに当たり、ちょっとこだわりました。ここに登場することは基礎中の基礎のはず、これから先に進む前に、時間をかけてでもじっくり納得がいくまでやっておこうと思いました。本心は違いますよ、大人になってからいつまでも中学レベルの本を読んでいたくないですからね、早く卒業したいというのが本心です。
ところで、この本はよくできていて、中学生レベルの英単語・熟語、およそ1450を298の例文の中で生きた英語として覚えることができるように設計されています。
また、派生語等の見出し語以外の語句もカウントすると1800超が収められていること、5文型がしっかり身に付くように構成されていること、文法的な説明も豊富に入っていること、まとめて覚えると効率がいい単語を「まとめてチェック」欄で扱い、本の最後には語形変化の一覧表もあり知識の整理・確認ができること、などなどです。
ただし、以前にも書きましたが、私は発音の知識がなかったので、そこは別にやらないといけないと思いました。発音が分からないと、先に進めません。自信をもって読めません。ネイティブの発音は無理だし望みませんが、正しいルールを知った上で音読したいと思いました。それで、発音に関する本も読んでみて、一応納得できました。でも、発音の問題がすべて解決できたわけではありませんでした。英文を読むときは、単語単位で読むときとはまた別のルールがあることが分かってきました。難儀ですね。
若いころビートルズの「Let it be」をよく歌っていました。でも何度聴いてもレット・イット・ビーには聞えなかったです。カタカナで表現するとレリビーのような感じでしょうか。では自分はどのように歌っていたのかというとレリビーのほうですね。レコードに合わせて真似して歌っていました。なんでレリビーのようになるのか疑問には思っていなかったのかどうか、今では当時のことは覚えていません。
これと同じようなことが英文を読むときには起こるということですね。でもどんなルールがあるのか知りませんでした。
この私にとっては難儀な問題を解決する突破口となったのが、たまたま書店で見つけた三修社から出ていた「ネイティブの音がわかる英語リスニング」という本でした。音がつながったり、消えたり、変化したりする法則が解説されていました。この本を読んで、霧が晴れて視界が開けたような思いがしました。発音に関する疑問がまた一つ解けた感覚になりました。
これで私のやり直し英語も一挙に加速、例文で覚える中学英単語・熟語1800も以前よりは自信をもって音読練習できるようになりました。
あとは早く次のステップに進みたい!!