英語の氾濫が止まらない

英語・英会話のコツ(キモ)はあるのか?

やたらと話の中に横文字を入れたがる人がいますね。
当然ネット上にも溢れています。でも、ネット上の記事だとまだいいですね、知らない言葉はすぐに検索して意味を調べられますから・・・。
テレビに出てくる解説者、国会議員、どこかの社長さん等々も入れたがりの人が多く見受けられますね。
誰に対して話をしているのでしょうか?司会者に向かって?TVの前で聞いている人のほとんどが理解できると思っている、それとも分かる人だけが分かればいいと思っているのでしょうか?
もちろん一般化していてほとんどの日本国民が理解可能な単語なら容認できますが、そうではないものも多いですね。横文字が必ず英語とは限りませんが、その多くが英単語ですね。

英語の氾濫って生態系を脅かす外来生物(外来種)に似ていませんか。
外国から日本に持ち込まれる外来語、しかし日本では馴染めず消えていくものも多い。しかし、一部には日本語への適応力がすぐれた外来語もあり、広く分布し在来言語に甚大な影響をもたらし、やがてその勢力は侵略的とまでいわれるほどになる。

ところで、私は若い頃、英単語の暗記にいい方法はないかと探していた時期がありました。
そんな中、書店で見つけた本に「英単語こうすれば速く覚えられる!」がありました。
今はAmazonでも中古品の出品でしか手に入らないようですが1円です。
この本の特徴は日本語の文章の中に暗記用の英単語をちりばめて、そのストーリーのなかで意味が自然と把握でき、覚えられるようにするといったものでした。

例えば、自分で作ってみますね。
「現代のベートーベンと呼ばれる佐村河内氏のsymphony(スィンフォニ)のmagnificent(マグニフィセント)な響きに私は深い感銘を受けました。でも、その曲は今年に入ってゴーストライター(ghost-writer)作によるものだということが判明しました。NHKがsensationalize(センセーショナライズ)した番組の中でcontemporary(コンテンポラリー)のcomposer(コンポウザー)と音楽学者が絶賛していましたが、この方々が今どう思っているのか聞いてみたい気持ちでいっぱいです。」

こんな感じで日本語の中に覚えたい英単語を入れた文章をつくり、音読して覚えるといった方法論でした。でも自分でこういった文章を作るのって大変です。あるsituation(シチュエイション)で実際にこの英単語が割り当てるのが一般的なのかどうか、判断できないと駄目ですよね。和英辞典を参考にしながら作成したとんでもない英語の文章に似たものになる可能性もありますから・・・。するとやはり自然な英文の中で覚えた方がいいのかなって思えてきます。

私の場合のやり直し英語では学研の「例文で覚える中学英単語・熟語1800」で基礎的な語彙からスタートして、この中で文法や文型なども復習したあと、DUO 3.0に進みました。どちらも英文の中で実際にどう使うのかが示されていて、生きた語彙力をつけるには最適だと思います。ただ、DUO 3.0は最初は難しかったです。それでも自分なりに使い方を工夫して使い続けることができています。DUOはいつも手元に置いてベースにして、この本にない情報は徐々に自分で追加して自分の語彙に加えていくといった使い方がいいと思っています。まさしく一生ものです。