例文26 – 時の経過は前置詞:in

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already

“Is it seven fifty?”だけなら「7時50分?」と時間を確認するだけの疑問文です。そこに副詞のalreadyを加えることで、センテンスの様相が一変し、「もう7時50分?」のように、疑問文でありながら驚きを表す感嘆文に近い感じの表現が可能になります。この例文でも、授業があと10分で始まってしまうよ、”Oh, no!”(例文38)って感じが伝わってきますね。

start

startは規則動詞で過去形・過去分詞形はstarted、3単現はstarts、-ing形はstartingです。母音字a+rの発音はguitar:「ギター」、garden:「庭園」、party:「パーティー」、art:「芸術」、smart:「りこうな」、car:「自動車」などのarと同じです。同じarでもwar:「戦争」やwarm:「暖かい」のarは発音が違います。dollar:「ドル」のarはマタマタ違いますね。

startには「~を始める」「始まる」と書いてありますから、他動詞でも自動詞でも使うということですね。関連事項で「始まる」:beginとありますが、ここだけ見てbeginには「~を始める」という他動詞の用法はないんだと思っては駄目ですね。例文55にbeginが新出で載っていますが、やはり「~を始める」「始まる」と書いてありますよ。ここにはこう書いてあるからといって、それを鵜呑みにすると頭が混乱してしまいます。

この例文のstartは主語がclass:「授業」で「授業が始まる」ですからstartは自動詞です。他動詞で「~を始める」の用法は例文85:「打ち合わせを始める」、例文190には不定詞が目的語になっている例があります。

 

時の経過は前置詞:in

見出し語の意味・解説欄には復習マークが付いていて復習語句(再掲)ということなんですが、時の経過を表すinとしては、この例文が初めての登場です。inのこの使い方も重要ですので、この例文でしっかり認識したいです。「~の中」のイメージだけ持っていると、この例文の”in ten minutes”の「10分で(後に)」がちょっと理解できないか、意識しないで素通りしてしまうかもしれません。私も「例文で覚える中学英単語・熟語1800」で英語のやり直しを始めて、兎に角例文を覚えようと思って繰り返し音読していたころはそうでした。でもその内、文中に出てくる各語の使われ方に意識がいくようになりました。例文の棒暗記では使える英語は無理ですね。使い方が分からない単語や熟語を実践で使うことはできないですよね。inを使って”in ten minutes”とすれば「10分で(後に)」という表現が可能だと分かれば、例えば例文21に出てきた”See you soon.”のsoonを”in ten minutes”にすれば「10分後にまたね。」というように応用できることが分かります。

minute

母音字uの発音が[i]になる単語は多くないようです。この本の例文中ではbusiness(78)とbusy(219)のuがそうです。

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