raw
母音字と半母音字の連続したawの発音ですが、先ずは「例文で覚える中学英単語・熟語1800」の例文の中から発音が同じものを抽出してみます。この例文24のraw、draw(107)、saw(236)があります。あまり多くはないですね。そこで、awと同じ発音をするauも例文からリストアップしてみると、caught(71)、because(93、125)、Australia(110)、taught(167)、audience(184)、astronaut(187)、cause(206)、Santa Claus(229)、daughter(248)がありました。これらのaw、auは同じ発音です。同じ発音の単語を意識して思い出せるようになると、新出の単語を見たとき、発音記号を見なくても予測出来るようになってきます。ちなみに、caughtとtaughtは頭のcとtが違うだけですね。ghは発音しません。caughtはcatchの、taughtはteachのそれぞれ過去・過去分詞です。daughterのghも無音です。
日本では節分に恵方巻を食べる習慣があります。わが家でも毎年食べますが、食べている間はしゃべってはいけないとか、体が決まった方角に向いていないと駄目だとか制約があってちょっと大変です。ところでこの間、節分用に某デパートが販売した恵方巻に生の豚肉が入っていたということでニュースでも取り上げられていました。まさしくrawの状態だったわけですね。幸い健康被害はなかったようですが、”raw pork”を食すのはかなり怖い感じがします。この例文では刺身は”raw fish”だと説明しています。刺身とは元々生の魚を食べるという日本の食習慣ですが、アメリカではビーフを生で食べることはあるのでしょうか?日本ではレストランでステーキを注文すると焼き加減を聞かれますよね。よく焼の”well done”、中間の”dedium”、生に近い”rare”のように答えます。”raw”は焼いてないんだから焼き加減を聞かれた答えになりませんね。でも注文した焼き加減が甘かったら”This is quite raw.”:「ちょっと火の通りがよくないんですが。」のように言えますね。
fish
fishは単複同形の名詞なので例文71の「たくさんの魚」も”a lot of fish”のようにfishのままです。fishのような単複同形の単語は119ページのまとめてチェックにあります。
Why don’t you ~?
これは人に「~すればどうですか」と勧めるときのお決まりフレーズですね。そして、「いっしょに~しませんか」の時はyouをweにして”Why don’t we ~?”ですが、これは例文42に出てきます。~に入れる動詞を自分で考えてセンテンスをつくる練習をしておくと、色んな場面で使えて便利です。
try
tryのyのようにyの発音がiのアルファベットの読み(アィ)と同じ単語を抽出してみるとmy(1)、bye(17)、why(24)、fly(28)、by(44)、sky(112)、recycle(162)、style(182)、reply(242)、nearby(257)、cycling(268)、shy(290)などです。※()内の数字は出てくる最初の例文の番号です。
新出の動詞は変化形を確認して、どんな時制でも使えるように準備です。tryは規則動詞ですが、原形が子音字+yで終わっているのでyをiにかえてedをつけるルールですから”try – tried – tried”です。3単現も同様でtriesになり、-ing形は語尾変化なしで、そのまま-ingをつけてtryingです。
tryの出てくる他の例文は135と276ですが、例文135はtryが不定詞を目的語にとる例です。
No, thanks.
“No, thanks.”と断るだけでなく、理由も付け足した方が相手も納得できますよね。この例文では「お腹がいっぱい」といって断っています。嫌いな場合は”Sorry, but I don’t like it.”とか”I don’t want to eat raw fish.”、”I can’t eat sashimi.”のように中学英語レベルでもなんとか表現できますね。
full
日本語の中でも多用される形容詞ですね。「フル~」という表現を挙げたらきりがないほどです。野球で「フルカウント」と言えば「3ボール2ストライク」のこと、料理の「フルコース」、一年中は「フルシーズン」、車が「フルスピード」で走る等々です。でも日本語の中で使っている表現がそのまま英語でも使えるかどうかは要チェックですね。”be full of ~”は例文282に登場します。