例文23 – Sure, go ahead.

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女性の敬称はMs.

Missは未婚の女性に対する敬称でMrs.は既婚の女性に対する敬称、初対面の女性が未婚なのか既婚なのか分からないのに、どうやって呼びかけるのか、中学生のころはそう思っていました。一方、男性に対する敬称はMr.だけ。女性が黙っているわけないです。Ms.は女性の権利の問題から使われるようになり、1970年代には国連の場でも正式に採用されるに至った、比較的新しい女性への敬称で、未婚も既婚も関係なく使えるということなんですね。Ms.の発音はミスではなくミズ[miz]、ミスだと未婚女性のMissですね。ところでMs.もMrs.もMr.も末尾にピリオドが付いていますがMissだけついていません。Missだけ省略形ではないという判断でいいのでしょうか? – 確かに「例文で覚える中学英単語・熟語1800」においてはそうなっているようです。辞書で確認するとMissの後にピリオドが付くことはないが、その他はMs.とMsのように両方が記されていますが、ピリオドを付けないのは主にイギリス英語のようです。

some

someのようなあいまいな言葉はあってもなくてもセンテンスの意味に大きな影響を及ぼすものではない、でもわれわれは会話の中で曖昧なことばを多用してますよね。人がテレビで会見しているのを聞いていると、緊張もあるせいか、やたら意味のないことばで間を持たせたりしています。
この例文では先生に対して「いくつか質問があります」といっています。明らかにひとつしか質問がない場合には「ひとつ質問があります」ということはありますが、2つ以上ありそうなときには「いくつか」という表現で済ませてしまいます。そのほうが楽ですし、いちいち質問の数をカウントしていたら質問のタイミングを逃してしまうことにもなるでしょう。英語でもセンテンスの骨格になる部分、主語は?時制は?動詞は?と考えて、とりあえず英文としての形をつくることができるようになったら、そこにあいまいな意味の語をうまく挿入できて、文と文のつなぎや間を取るための表現も自然と出てくるようにもっていけると結構さまになりそうです。

ところで、「たくさんの本」というときと「たくさんの水」というときの「たくさんの」に割り当てる形容詞は違います。数えられる「本」のときはmanyで数えられない「水」のときはmuchでした。でも、このsomeはどちらでもOK、”some books”とも”some water”とも表現できます。ついでに両刀使いの「たくさんの」は”a lot of”です。”a lot of books”も”a lot of water”もOKです。
形容詞のsomeが使われている例文は例文23の他、96、158、188です。
また、someはいつも形容詞というわけじゃなく代名詞のこともあります。例文99はsomeが「いくつか」の意味の代名詞として使われている例です。

question

questionは発音注意ですね。-tionの部分が同じ英単語はこの本にも多く出てきます。抽出してみましょう。
conversation(29)
station(54)
information(61、198、281)
vacation(65、82)
conditioner(92)
attention(151)
imagination(156)
population(169)
action(171)
situation(185)
collection(189)
education(190)
solution(199)
pollution(296)
communication(297)
generation(297)
※()内の数字は例文の番号です。
でも、tionの前にsがあるquestionだけはtion部分の発音が異なります。questionが使われている例文はこの23と140、154です。
次にquestionのquの部分ですが、qの次にはuが来ることがほとんどで、quは発音記号で[kw]です。
例文52のquiet、61のquickly、125のquite、248のqueen、254のearthquakeなどがあります。

aboutはアバウトなことば

前置詞のaboutは関連を表し、この例文23をはじめ149、159、165、182、220、270、283いずれの例文も「~について」という日本語をあてることができます。

先ほどsomeのことを書きましたが、副詞のaboutも、あいまいな、いいかがんな表現に使えて便利ですね。「駅までの距離」を聞かれたりしても、正確な数字だけで答えられることは稀です。だからアバウトなことばは必要ですね。副詞のaboutは例文54にあります。

test

testの発音は簡単?発音記号も[test]ですから、余計な母音を入れずに1音節で言えればOKです。testという英単語で疑問に思ったのはexam[imation]との違いです。この本の見出し語の意味・解説欄には関連としてexam[imation]がでていますが、testと同じく「試験」という意味が記されています。調べてみたところ、examを説明する英文の中に”a test of knowledge”という表現があり、testのほうが包括的な意味での「試験」であるということがわかりました。そして、授業での既習事項の確認の試験のような場合はtestであり、より重要な中間・期末試験などはexamに当たるようです。examは例文84にありますが、彼は重要な試験(exam)に備えて勉強中のようです。例文251では芳しくない試験(exam)の結果にがっかりした内容の文になっています。

sure

sureの発音ですが、-ureを含む単語をリストアップしてみると、さらに-ture、-sure、-jureがあり-tureは一番多いです。

-tureの語
Prefecture(10)
nature(51、228)
picture(62、107)
future(106)
culture(159)
gesture(209)
furniture(259)
temperature(293)

-sureの語
pleasure(18)

-jureの語
injure(254)
※()内に数字は例文の番号です。

ところが、このsureの発音は-sureのグループのpleasureの-sureとも違います。

sureは会話の中でよくでてくる単語です。人に何かを頼まれたときに、”Sure.”といえば「いいですよ。」と引き受ける返事になるし、何かをやってもいいか確認されたら「いいですよ。」と許可をするときの返事でも使えます。お礼を言われた時にも”Sure.”が使えます。例文18の”It’s my pleasure.”を”Sure.”にしてもOKですね。例文34、103、134にも”Sure.”が出ています。

go ahead

“Go ahead.”も同じく会話でよく出てくる表現です。相手の行動を促すように「さあどうぞ」とか「お先にどうぞ」のように使えますし、”Go ahead and ~”とandの次に命令文をつなげることで表現の幅を拡張できます。例文8なら”Go ahead and look at the camera and smile.”、例文9なら”Go ahead and write your name here.”、例文24なら”Go ahead and try it.”のように自分で使ってみると練習になります。

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