have
数ある動詞の中でも最重要だと言われているのがhaveですね。
動詞:haveの変化はABB型で”have – had – had”、-ing形はhaving、3単現はhasです。
基本は「持っている」、でもあまりにも多くの日本語に対応していて、日本語に訳すとき「持っている」とすると、不自然な日本語になってしまいます。”I have a dog.”なら「私は犬を持っている」ではなく「私は犬を飼っている」、”I didn’t have lunch today.”は「今日は昼食を持ちませんでした。」ではなく「今日は昼食を食べ[とり]ませんでした。」、”Let’s have a party.”なら「パーティーを持とうよ。」ではなく「パーティーをしようよ。」のように訳さないと、おかしな日本語になってしまいます。
「例文で覚える中学英単語・熟語1800」では、動詞としてのhaveは例文14、15、16、19、22、23、25、34、46、48、51、56、59、63、81、82、84、102、105、122、134、140、142、146、147、157、174、175、189、191、192、194、201、202、204、209、210、223、228、231、233、271、277、283、292でなんと45例文に登場します。これらの例文の中でhaveがどんな日本語に相当するのか見ていくと、おおよその使い方が分かってくると思います。
(註)89、90、137、176は”have to”の形で義務や必要を表す助動詞です。
(註)237、238、239、240、241、242は現在完了を作る助動詞としての用法です。
map
mapは「地図」という意味か、なるほど。
それで終わってしまっては英語を使えるようにはならないですね。中学英語の単語や熟語だけて一通りの表現ができるというのは、それらを最大限に利用してのこと、常に考え、アンテナを張り、疑問を持ち、自分で調べ、色んな事に気づくことが大事ですね。
だからmapはどんな動詞や形容詞などと一緒に使えるのかを、先ずはこの本の範囲内でいいので考えてみることで使い道が見えてきます。
この例文14では動詞:haveと一緒に使われています。”have a map”という形です。
あと、mapと一緒に使えそうな動詞はないか探してみましょう。
例えば例文8に出てくるlook at:「~を見る」を使って”look at a map”
例文36に出てくるget:「~を手に入れる」を使って”get a map”
例文41に出てくるread:「~を読む」を使って”read a map”
例文107のdraw:「~を描く」を使って”draw a map”
例文134のbring:「~を持ってくる」を使って”bring a map”
例文177のspread:「~を広げる」を使って”spread a map”
これらは一例で、動詞と組み合わせた基本形です。実際には時制が変化したり不定冠詞:aが定冠詞:theになったり、thisやthatや諸々に変化します。
では次にmapを装飾してみましょう。
例文77のweather:「天気」をプラスで”weather map”:「天気図」
例文169のworld:「世界」とセットで”a world map”:「世界地図」
例文258にroad:「道路」という名詞があります。「ロードはドーロ!」ですね。
これと組み合わせて”a road map”:「道路地図」
また、動詞のhaveを使わずに「持っている」ことを表すときには例文7で既出のwithを使って”with a map”、「持っていない」表現なら例文85に出てくるwithoutを使って”without a map”のような表現もできて、文中で使うことができます。
自分の頭の中にたくさん引き出しを作って整理整頓、そして、色々と組み合わせて、すぐに簡単な英文を作れるように練習するのがベスト。
例として、
I’m looking at a road map now.
今、道路地図を見ている最中です。
例文134の「ノートを持ってくるのを忘れた。」の「ノート」を「地図」に入れ換えるだけでも使えてしまいます。
”I forgot to bring my map.”
How about ~?
“How about ~?”は「~はどうですか?」「~はいかがですか?」という意味で使うと書いてあります。すぐに会話で使えそうな表現です。でもどんなシーンで使えるのか知る必要がありそうです。例文114にも”How about ~?”が出てきますが、ここの解説欄には「人に提案したり、ものをすすめたり、誘ったり」する表現だと書かれています。例えば、入院している人を気遣っていう「その後ご主人のご病状はいかがですか?」に使うとおかしいということですね。
そして、この例文では「私は地図を持ってない」けど「あなたはどう?」と尋ねる感じになってます。
例文10のように「出身はどこですか?」と聞かれて「~の出身です。」といって「あなたは?」と聞き返すときにも”How about you?”が使えますね。
また、例文114では”How about -ing?”の形で使われていて、ひとに提案する使い方です。この-ing形を使うことで表現の幅が一挙に広がります。
either
eitherのtherの部分の発音はfather(45)、mother(115)、brother(128)、another(59)、weather(77)、other(110)、together(175)、gather(281)、further(286)等のtherと同じです。
※()内の数字は例文の番号です。
eiの発音ですが、このeiという母音字の連続じたい、あまり例が多くないです。この本の範囲では、eitherのeiと同じ発音の単語は例文242に出てくるreceive:「~を受け取る」ぐらいです。いずれもeの方だけアルファベット読みで[イー]の発音です。同じeiでも例文17のeight:「8(の)」、neighborは[ei](エィ)です。
次はeitherをどうやって使うのか確認です。
解説では「否定文でtooの代わりに使う」とあり、意味は「~もまた」です。
つまり「~もまた」の意味で、肯定文ではtooを、否定文ではeitherを使うということですね。
この例文14では「私も持っていません。」と否定文なので「~も」にeitherが使われて”I don’t have one, either.”になっています。これが、「私も持っています。」のように肯定文なら”I have one, too.”になるということで、難しくはないですね。
例文11、15、100、131に「~もまた」のtooが出ていますので参考に・・・。
たとえば例文100は”I think so, too.”:「私もそう思います。」ですが、否定文にすると”I don’t think so, either.”ですね。