play
私は演奏します。- エッ、何を? – ピアノを演奏します。
I play the piano.
日本語では「ピアノを演奏する」を「ピアノをひく」とも表現します。バイオリンも「ひく(弾く)」と言える。フルートを「ひく」とは言いませんよね。「フルートを吹く」のように表現します。でも、どんな楽器であっても「演奏する」なら間違いないですね。それが英語ならplayです。
そして楽器名の前にtheをつけて使うということです。theが付くのは、物としての楽器ではなく道具としての楽器だから、それを区別するために付けるらしいですが、これには諸説あるようです。でも最近の英語ではtheをつけない言い方が主流になりつつあるようです。この点はこの本「例文で覚える中学英単語・熟語1800」では詳しく解説されていませんが、47ページのまとめてチェックには次のような記述があります。
「楽器を演奏する」という時はふつう楽器名にtheを付けて表す。このように「ふつう」とあります。これが最近は変わりつつあって”I play piano.”でもOKということのようです。
また、playはスポーツをする場合にも使われる動詞です。「サッカーをする」「野球をする」というような場合には動詞はplayです。でも、スポーツならなんでも動詞はplayというわけではなく球技の場合ですね。球技以外はどうなるの? 例えば例文110にあるスキー、スキーの場合には「スキーをする」という動詞があり、それがskiという動詞なんですね。このようにskiは名詞のときも動詞のときもある、ということです。ちなみにこの本の43ページには、スポーツのまとめてチェックがあります。
playには「遊ぶ」の意味もあります。
たとえば「子供たちと遊ぶ」なら”play with children”と言えます。
例文145の見出し語の意味・解説欄ですが「トランプをする」:”play cards”という例が出ています。
any
anyはアルファベット3文字と短いのに2音節です。そして音節で区切るとa|nyではなくan|yです。
中学英語の範囲でも、このanyのような類の語彙を使えるようになると表現が広がりますね。こんな短い単語が役に立ちます。この例文のように「何か楽器を弾くの?」を応用すれば、「何か~?」の表現がいろいろ言えます。”Do you”の次に動詞の原型を入れて”any +名詞(複)?”という形です。
解説欄にあるように「何か質問がありますか?」なら動詞はhaveを使い、名詞にはquestionsです。
また、例文16、82にもanyを使った同様の表現が出ています。
さらに応用して人に経験を尋ねるなら、現在完了形を使った疑問文で「何か~したことある?」を表現できますが、これは例文238に出てきます。この本を最初から順番にやっていくと、かなり先のことで最終のレベル5です。
もうひとつ、今度はif~の条件節の中で使われているanyで「何か~なら…」という表現に使えます。これは例文140に出てきます。
中学英単語・熟語1800に出てくる動詞や名詞、名詞に花を添える形容詞、動詞に具体性を加える副詞、あと場所や時の情報をいう時の表現、これらを自分なりにまとめて整理しておき、必要なときにいつでも取り出せるようにしておくといいですね。最終的には頭の中にあって、すぐに取り出せるように、ということですが・・・。
そうするとあとは、お決まりの形の中に、それらをはめ込むだけで英文ができてしまいます。こんなとき役に立つのがフレーズ集ですね。自分でいろんなフレーズをまとめて整理していくのもいいのですが、時間短縮したいのなら、
このフレーズ集はすごくいいです。
今度は否定文中のanyです。
anyが否定文で使われるときは「少しも(~ない)」の意味になる、と解説欄に書いてあり、1例が載ってます。この否定文の中のany、メインの例文で使われているのは? 探してみますね!あ・・・ありました。ここからずいぶん遠いところにありました。例文276です。これ、否定文の中のanyです。
さらに、肯定文で「どんな~も」の意味。これも使えますね。このテキストには出てないようなんですが、~に名詞を入れるだけで使えます。そして、この意味では~には名詞の単数形が入ることが多いようです。3つ以上ある中の(3人以上いる中の)「どの~(を選ん)でも…」という意味で使えます。
「どの席(を選ん)でもいいです。」なら”Any seat will do.”のように。すみません。”will do”はDUOに出てくる表現で「十分です(間に合います)」の意味です。willもdoも中学英語レベルですが”will do”の形で「十分です」の意味では登場しないということですね。
楽器は”musical instrument”
英語に比べると日本語はずいぶん短い言葉で表現できて便利な言葉ですね。
楽器の一覧表は47ページのまとめてチェックにあります。
music:「音楽」は例題231、musician:「音楽家」は例題45に登場です。
ところで、musicalは「音楽の」という形容詞ですが、日本語では歌や踊りの入った劇のことを「ミュージカル」と単独で使ってますよね。するとmusicalは名詞でもあるのかという疑問・・・、そうか、これは「ミュージカル・コメディ」といった言葉の略語なんですね。
violin
日本語で「バイオリン」というと5音節、でもviolinはvi|o|linの3音節でアクセントは最後の音節にあります。
接続詞:but
例文8では等位接続詞:andが出てきましたが、この例文ではbutです。
会話ができるようになるためには、中学英語で習った程度の知識でいいので、簡単な文を作ってみる。
1文の中にすべての情報を入れようとすると文の組み立ても難しくなるので、考え込んでしまう。それでは会話が途切れがちになってしまい、うまくコミュニケーションできなくなってしまう。だから、最初は短い文でいいので素早く口から出てくるように心掛ける。そして、情報を追加するために接続詞を使って短文をつないでいけばよい。中学英語の運用法はこれですね。分かり切っているような、簡単そうに見えるこれら基本中の基本の接続詞にも強い意識をもって実際に使えるようにすることが大事ですね。
butは例文12、45、46、63、77、85、102、115、118、127、135、148、152、166、174、180、181、182、195、197、200、208、209、216、237、242、254、263、276、282、289、290に出てきます。これだけ多くの例文で接続詞:butが出現して「~です。でも…です。」という話の展開に使われています。
be good at ~:「~が上手だ」
例文では「あまり~でない」の意味の”not very ~”と一緒に使われていて「~があまり上手ではない」という表現になっています。
解説欄の関連では「上手だ」の反対の「下手だ」:”be poor at ~”も紹介されています。
I play the violin, but I’m poor at it.
バイオリンを弾くけどへたくそです。