host
日本語の中で「ホスト」という言葉はよく耳にします。ホームステイ先で世話をしてくれる家族のことをホストファミリーといったり、女性を相手に接客するホストクラブなんてものもあります。
日本語ではカタカナ発音でホストですが英語ではhostの母音字:oはアルファベットの読みと同じ発音で[ou]ですから[houst]、「ホゥスト」に近い感じですかねぇ。もてなす側がhostでお客のほうはguestですが、このguestの発音も日本語で客は「ゲスト」だと知っているから迷わず発音してますが、母音字の部分がueなのに発音は[e]ですね。この「例文で覚える中学英単語・熟語1800」にはあと、例文262にでてくるguessもueが[e]で全体は[ges]という発音です。
family
これも普通に日本語でファミリーと言っている英単語ですね。ただ、日本語だとどうしても音節がファ・ミ・リーのようになり、それぞれの母音をはっきり発音しますが、英語でこのfamilyを発音すると、最初のファにアクセントをつけて、あとは弱く短くあいまいな感じになりますね。それとfamilyを音節で分けるとfa|mi|lyではなくfam|i|lyのように3音節になるので注意です。
very
“very good”なんて言い方は、小学生どころか、もっと小さい子供でも、どこかで聞き覚えて連発したりしますが、かたや米国大統領でも”very good”といいます。中学英語のレベルで英会話はできるようになるといった見出しの書籍もよく見かけますが、それはどういうことかと言えば、中学レベルの文法や単語・熟語、そこには英語の基本的なものがほとんど入っているので、それらをよく理解して自分で運用できるような状態までもっていきなさい、ということですね。これができていないのに、さらに難しい語彙を増やそうとしても無駄な努力に終わることが多いということです。何事も基礎が大事で、それなしに、上に積み上げることはできないということ。焦ってはいけないということです。
基本語は応用範囲も広いのだと思って、じゃあ、veryを使ってどんな表現ができるのか調べてみる、そんな勉強方法が大事ですね。
この例文11では形容詞:niceだけなら「親切です」という文ですがveryを使って「とても親切です」のように一味加えています。
例文12では”be good at ~”:「~がじょうずだ」という意味の熟語がでてきますが、それに”not very ~”という形で加えて「あまりじょうずではない」という意味合いの文を作ることができるのだと分かります。
例文18では”Thank you”に”very much”を追加して感謝の気持ちを伝えています。
例文20は「熱い」→「とても熱い」と強調しています。
例文104では「助けになる」→「とても助けになる」と強調しています。
例文144は”be different from ~”:「~と異なる」という熟語に加えて「~と非常に異なる(まったく違う)」という意味の文が作れるのだと分かります。
例文147は「楽しい時間を過ごす」という熟語、”have a good time”にveryを加えて「とても楽しい時間を過ごす」になっています。
例文156も「りこうな」の強調です。
例文159は「~に興味がある」の意味の熟語”be interested in ~”に入り込んで「すごく興味がある」になっています。
例文167では「病気になる」の”become ill”にveryを加えて”become very ill”とすることで単に病気ではなく「重病になる(病状がとても悪化する)」という表現ができることを教えてくれています。
例文209は「重要な」→「とても重要な」、209は「はずかしがりやの」→「とてもはずかしがりやの」と強調。この本だけでもveryは結構な数がありました。
nice
この英単語もあまりにも有名で今更考えることもないですかね。でも私は調べますよ。
発音もカタカナで「ナイス」といってもそう違った感じはしませんね。母音字:iの発音が「アイ」というのは先ほどのhostのoより間違い難いようです。
この本の例文としてはこの11と43、102、268に出現しますがちょっと物足りないですね。
“Have a nice day.”というのが解説欄に出てきますが、他にもよく使いそうな表現は自分で調べて、補充しておいたほうがいいです。
初対面の挨拶で”It’s nice to meet you. – Nice to meet you too.”もよく出てくる表現ですね。でも「初対面の」というところがポイントですね。次に会ったときの挨拶は”It’s nice to see you.”ですね。別れ際には”It was nice to see you.”という言い方になります。
classmate
訳語が「クラスメイト」になっているほど、そのまま日本語としても使っている単語です。敢えて日本語で言えば「級友」とか「同級生」ですがclass(クラス、組)+mate(友)ということですね。
関連語としてはclassroom:「教室」が例文46にあります。あと、単独でclassとして出てくるのは例文22、26、31、206ですが「授業」の意味で使われています。
friendly
形容詞に-lyを付けて副詞になる例は多くあり、このテキストでも131ページのまとめてチェックで取り上げています。でも名詞に-lyを付けて形容詞になる例もあるんです。そして「…のような」「…にふさわしい」「…らしい」といったニュアンスが加わる、このfriendlyがその例です。
friend:「友達」⇒friendly:「友好的な、親しい」
その他では次のようなものがあります。
day:「日」⇒:daily「毎日の」
week:「週」⇒weekly:「毎週の」
month:「月」⇒monthly:「毎月の」
※これらは副詞としても使えます。
前置詞:to
toの日本語の意味として「~に」「~へ」「~まで」と書かれていますが、前置詞の本来の意味を理解した上で、そこから派生してくる意味合いを考えないと分かり難いです。いや、英語を学習する上でかなりの難敵となるのが前置詞のような気がします。主語+時制+動詞の部分をしっかり押さえておいて、あとは前置詞句がすっきり分かるようになるとなかりの征服感が・・・。
ところで、このtoですが不定詞の用法等も入れて、兎に角この本の298の例文中にtoが出現する頻度は凄いです。約90例文に出現し、例文によっては複数回出てきます。toがいかに重要かわかりますね。
代名詞:Iの目的格:me
I:「私は(が)」の目的格のmeですね。
代名詞の変化に関しては、むかし、英語の授業でI – my – me – mine, you – your- you – yours ・・・のように主格・所有格・目的格・所有代名詞の順番で何度も練習した記憶がありますね。小学校での九九のようなものですかね。だから長く英語を離れていてもこれだけは忘れないです。ああ、子供のころにもっと勉強しておけばよかった!
この代名詞の変化表はこの本の19ページの文法ガイド欄の掲載されているので、もし忘れていたらまとめてチェックですね。
too
tooは文の途中でも、おしりでも見かける単語ですね。おしりにあれば「~も(また)」で、途中で見れば「あまりに~すぎる」の意味になる、確か・・・。
この例文11ではおしりにあるので「~も(また)」になってます。他に例文はあるのか・・・
例文15、100、131も同じ使われ方をしています。
例文217のtooは途中に出てきて「あまりに~すぎる」の意味ですが、ここでは”too ~ to …”という形で熟語として扱われています。