「例文の学習」カテゴリーアーカイブ

例文15 – お気に入りのTシャツ

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動詞のlike

この例文15には2つのlikeが出てきます。

動詞のlikeと前置詞のlikeです。

動詞のlikeは「~が好きだ」の意味、規則動詞で変化は”like – liked – liked”、-ing形はliking、3単現はlikesです。

「~が好きだ」の意味のlikeで「like+名詞(代名詞)」は例文15、25、116、118、154、208、261にでてきます。

※118は否定文で「好きではない」から「嫌い」の訳になっています。154はWhich~の疑問文です。

前置詞の用法は後述します。

T-shirt

Tシャツは我々日本人にとっても日ごろからなじみのある衣類の一種ですね。「Tシャツ」と言っています。そして、ここでもT-shirtの訳語が「Tシャツ」となっています。でもshirtの発音を見る限りでは「ティーシャート」といったほうが近い感じがします。最後のtは止まる音なので聞こえないこともあるし、tの後に母音を付けてはいけないのは言うまでもないですね。そして「ティーシャーツ」というと複数形のT-shirtsになってしまいます。

T-shirtは「Tシャツ」で終わらずに、T-shirtという単語と一緒によく使いそうな語彙を、まずは「例文で覚える中学英単語・熟語1800」の範囲でいいので調べて表現の幅を広げてみましょう。

まずは色の情報は言えるようにしたいところです。好きな色のTシャツに自分でデザインした図柄を印刷(プリント)するには「Tシャツくん」なんていう手作りでオリジナルTシャツを作れる機器も販売されています。あるいは本格的なシルク印刷をしてくれる業者さんもネット上で探せばたくさんあります。

1800の62ページには、まとめてチェック欄〈色 colors〉がありますから、これを参照しましょう。

a black T-shirtのように基本形を作って、あとはblackをblueやredやwhite等に入れ換える練習をしましょう。a black T-shirtの不定冠詞:aは必要に応じて変化します。「私の黒いTシャツ」なら”my black T-shirt”のようにです。

色以外にも使えそうな単語を探してみましょう。例えば例文32のfavoriteを使うと「私のお気に入りのTシャツ」という表現ができます。”my favorite T-shirt”のようにです。成長のためには自分で考えてみるのが肝心でそれが英語習得のキモかもしれません。

今度は一緒に使えそうな動詞は・・・haveやbe動詞はもちろん言わずもがなですが、その他には、

例文123に「~を脱ぐ」:”take off ~”、その反対の「~を身につける」は”put on ~”が例文178に登場です。例文298のwear:「~を身につけている」も使えますね。

そして基本形をそれぞれ作ると”take off a T-shirt”、”put on a T-shirt”、”wear a T-shirt”となります。あとは、これらを状況に応じて文の中で使う練習です。

actually

「実際は」の意味の副詞と書いてあります。このテキストには出てきませんが-lyを除いてactualとすれば、「実際の」の意味の形容詞ですね。131ページのまとめてチェックが参考になります。actualは見出し語としても、また、巻末索引にも出てきませんが、この程度は自分で応用して語彙力をアップしたほうがいいと思います。

それによって、例文9のnumber:「数」と組み合わせて「実数」:”actual number”とか、例文158のexperience:「経験」とで「実地経験[体験]」:actual experienceのように応用可能になります。

また、例文50のage:「年齢」と組み合わせると”actual age”:「実年齢」、これを利用して例文282を「遠藤さんは若くはないかもしれないが、実年齢より若く見えます。」としてみましょう。

Mr.Endo may not be young, but he looks younger than his actual age.

副詞のactuallyも実際に(actually)使えるように自分の作文に入れてみたり、この本の例文の中で使えないか考えてみましょう!

例えば例文24を「これは刺身です。実は生の魚なんですよ。」と変えてみる。

すると”This is sashimi. It’s actually raw fish.”のようになります。

「例文を暗唱しているだけでは、実際に(actually)英語が使えるようにはならない。自分で考え、自分で応用範囲を広げていかないと駄目なんだ。多少間違っていることがあっても成長の過程ではやむを得ないことなんだ。徐々に修正を加えていけばいい。」このように気づいた時から私の英語も少しずつですが使えるようになっていきました。

前置詞のlike

「~のような」とか「~に似た」の意味で、前置詞なのでそのあとには名詞を伴うということです。この例文では代名詞のitですが、「それ」とは”your T-shirt”のこと、oneはここでは”a T-shirt”です。このようなoneの使い方は例文13に既出です。

また、例文131では”sound like~”の形で使われ、~には名詞を入れて「~のように聞こえる」の意味です。

関連として、例文45のunlikeも前置詞で「~とは違って」のようにlikeとは反対の意味になります。like:「~のような」⇔unlike:「~とは違って」の関係です。unlikeもすぐに自分の英語表現に使えそうな単語ですね。

これはlikeの重要な使い方

「~が好きだ」の意味では同じですが、「~することが好きだ」という言い方として、like to ~:の形(~には動詞の原形が入ります)で107、189に、like ~ingの形では141、288に出てきます。「to+動詞の原形」に関しては94ページの文法ガイド、動名詞(動詞の-ing形)は98ページの文法ガイドが参考になります。

“I like to do~”や”I like doing~”の形でdoにはいろんな動詞を使えますから応用範囲が広い表現です。このような表現を集めて、いつでも使えるようにしておくと会話にも余裕が生まれます。その意味ではすぐれたフレーズ集をひとつ用意しておいて反復練習するのは、自分で整理するより時間短縮できますから有利です。

さらに、もうひとつ重要な使い方がlikeにはありますね。助動詞を伴った慣用表現ですが、その場合は「~が好きだ」の意味ではなくなります。

I’d like ~:「私は~がほしいのですが」は例文95、111に、

I’d like to ~:「~したいのですが」は108と130に出てきます。

ひとに何かを勧めるときの表現としては、

Would you like ~?:「~はいかがですか?」が例文111に登場します。

Would you like to ~?:「~しませんか?」は例文には出てきませんが~には動詞の原形を入れて同様に使います。例えば例文21に出てくる動詞のmeet:「会う」を使って、”Would you like to meet in front of the movie theater at noon?”のようにです。

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