「例文で覚える中学英単語・熟語1800」のLevel 1では中学1年レベルの文型をめやすにした46の例文で構成されていますが、ここからの6つは助動詞canを扱っています。38ページの文法ガイドも参考にしながら助動詞canの使い方を勉強しましょう。
助動詞:can
文法ガイドに書かれていますが助動詞canの後には動詞の原形がくるというルールです。つまり主語が一人称であろうが三人称であろうが、複数であろうが、人称によって変化しないということですね。原形のまま使えるって、分かり易くていいですね。そして疑問文はcanを主語の前に出すだけ、否定文の時はcanのあとにnotを入れて”can not”ですが、”can’t”または”cannot”のような短縮形を使うこともできます。32ページのまとめてチェック〈否定の短縮形〉を参照。
「カレーライスをつくる」は動詞makeを使って”make curry and rice”という。これだけ知っていれば、あとは助動詞を使う時のルールに従うだけで色々な人称、疑問文、否定文が作れます。
「あなたはカレーライスを作れますか?」なら”Can you make curry and rice?”と言えるし、「カレーライスを作れない。」なら”I can’t make curry and rice.”と言えます。
これまでに出てきた例文を助動詞canを使った文にしてみるのも勉強になります。
たとえば、例文12「何か楽器を弾きますか?」→「何か楽器を弾けますか?」なら”Can you play any musical instruments?”のように”Do you”を”Can you”にするだけで済みます。
例文17「その前に帰ってきてね。」→「その前に帰ってこられる?」なら”Can you come back home before then?”のように、命令文は元々動詞の原形が先頭に来ているので、その前に”Can you”を追加するだけです。与えられた例文を覚えるだけじゃなく、自分でどんどん応用していくことが大事ですね。
make
makeは3単現がmakes、ing形は最後のeをとってingをつけるのでmaking、過去・過去分詞形はABB型でmadeです。makeはマケではなくてメイク[meik]です。まるっとフォニックスルールにあてはまる発音ですね。最後のeは発音しないで、その前にある母音字(ここではa)はアルファベット読みです。見出し語の意味には「~を作る」「~を…にする」とありますが、後者はLevel・5に出てくるSVOCの文型で使われるときの意味になります。177ページの文法ガイドを参照。makeはまた、レベル3にでてくるSVOOの文型(目的語が二つ)をとることもあり、その場合は「…に~を作る」の意味で使われます。92ページの文法ガイドを参照。
カレーライスは”curry and rice”
日本語では「カレーライス」と言いますが、英語で言う時は間にandを入れて”curry and rice”です。これはよく聞く話ですが、カタカナ発音でライスというと、lice(シラミの意味のlouseの複数形)だと取られることがあるので注意ですね。”curry and lice”は「カレーとシラミ」、”I can make curry and lice.”だと「カレーとシラミ料理が作れます。」なんて言ったら大変ですね。
favoriteはお気に入り
favoriteは形容詞と名詞、どちらでも同じ形で使えて「お気に入り(の)」の意味ですね。
「私のお気に入り」なら”my favorite”、「私のお気に入りの~」なら”my favorite ~”と~に名詞が入ります。例文298にも”It’s my favorite thing to do.”という例や295の”My favorite subject is P.E.”というのが出てきます。反対の意味の「最も嫌いな科目」として”my least favorite subject”という表現もこの例文に出てきます。
dish
日本語の中でもレストランなどでコース料理を食べるときに「今日のメインディッシュ(main dish)は何ですか?」のように使うことがありますね。でも英語として使う時はdishのshに母音を加えてシュにならないように注意ですね。