英語・英会話のコツ(キモ)はあるのか?

「例文で覚える中学英単語・熟語1800」で英語のやり直しをはじめてから、かなりの日数が経ちました。そして、例文の日本語訳を見て英文に変換できる程度になったきたし、分からないことがあれば一つ一つ調べていくうちに文法的な知識もレベルアップできてきた。
「やっとここまで辿りつけた。これは自信になる。」そう思いたかったのですが、実は逆でした。

そのころの一番の失敗と思えることはDUO 3.0に手を出してしまったことです。中学英語でやり直し英語、さて次は何を選ぼうかと、そんな選定をしているときは楽しいものです。調べてみるとDUOというのは今自分がやっている「例文で覚える中学英単語・熟語1800」の親分のような存在らしいことがわかりました。そこには中学レベルの語彙は含まれておらず、それ以後習得するレベルの語彙が560の英文に重複することなく使われていて、1センテンスで数個の語彙を学習することができるというものです。そして評判がよさそうだったこともあり、よし、次はこれで練習しようと決めてやりはじめたのでした。

DUOを始めて苦しかったです。挫折は絶対しない強い気持ちはあるのですが、中学レベルから再スタートした私には1文1文が難しすぎて、なかなか先へ進めないのです。このギャップはなんなんだと思ったものです。
そして「打ちのめされた気分になった」といった表現に近い状態に陥りました。

その後、私は試行錯誤を繰り返しながらDUO 3.0をとことんやってやろうと取り組んでいくことに・・・。DUOのことはまたいつか書いてみたいと思います。

元に戻りますが・・・

当時、打ちのめされた気分を味わった原因は次のような部分が大きかったと思います。
一生懸命英文を音読したり、暗記したり、分からないことは調べたり、そうやって根気強く勉強を継続していけば、いつか成果が見えてくるだろう、そして、ある日気づいたら、いつの間にか英語が話せるようになっているだろう、そんな妄想を抱きながら、ただ漠然と勉強をやってきただけなんだ。そう実感させられたからです。
独学でやっていくと決めた以上、それを貫き通して、しっかり結果を出す覚悟はできています。
でも、これから何をやっていけばいいのか、それがはっきり分からなくて悩みました。

本屋(私がよく行くのはamazonですが)に行けば英語の学習書は山ほどある。インターネットでも洪水のように情報が溢れている。それらを利用して勉強すれば、英語が苦手な国民だと言われている日本人もみんな英語でコミュニケーションできるようになる筈だ。
でも実際はそうではない。
つまり、私のような人が圧倒的多数なんだろうと思います。やはり勉強の仕方が何かおかしいのではないかと思いました。
そして「物事をうまくこなすためのコツ」やら「物事の肝心な部分(キモ)」があって、それが分かれば労力を大幅に削ることができるのに、その部分はなかなか表には出てこないものなんだろうと思いました。
秘密として隠されているのかも。
それを自分で見抜くしかありません、独学なんで。

英語の発音


話はかわりますが、英語の専門家の中には、発音はあまり重要ではないといっている方がいます。その方はご自身の制作した教材の中で、自分もRとLの区別がつかないと発言しています。 一方、発音は重要だと言っている専門家もおられます。おもしろいですね。そしてこの先生は発音専門の教材を販売していますが、高い評価を得ている発音教材となっています。 私の考えでは、発音は重要で英語の勉強を始めるなら音節の理解とともに、最初にしっかりやるべきだと思います。 これは自分の失敗から学びました。 例えば、RとLを区別せずに英文を音読していると、いざ、英文を書くときに、スペルがRなのかLなのかわからないことがあります。 音読時にしっかり頭で区別できていれば書くときも楽です。 また、英語の音節は日本人からすると、とてつもなく複雑に思えます。 しかし音節が理解できていないと先々困ります。最初にやっておかないと後悔しますし、やらずに英語の勉強を進めていっても、必ず音節の理解が必要だと痛感させられることになると思います。 例文で覚える中学英単語・熟語1800の本の中では音節についての記述はありませんが、英和辞典なら必ず音節が示されています。 中学レベルの英単語でしっかり音節の感覚を身につけておけばDUOの難しい単語にも楽に対応できるようになります。

英語のフレーズ集

英語のフレーズ集といった部類の書籍や教材が多数存在しています。ある人はフレーズをいくら覚えても英会話はできるようにならないと言っています。またある人はフレーズさえ覚えて、すらすら出てくるようになったら英会話は楽勝だと言っています。そして英会話に必要とされるフレーズをうまくまとめ上げて評価の高いフレーズ集教材を販売しています。 私はフレーズを覚えているのは会話にかなり役立つと思います。瞬発力が必要な会話では、いちいち考えなくてもいい部分をあらかじめ多く持っていたほうが有利だと思うからです。 英文法に関してはどうでしょうか。文法なんて知らなくても英語はしゃべることはできる。第一あなたが日本語を話すとき文法をいちいち意識して文を組み立ててますか、そんなことはしていない筈ですよね。もしそんなことをしていたら即座に言葉が出なくなってしまいます。 こんな感じで文法不要論を唱えている人もいます。でもだからと言って文法が必要ないというのは乱暴すぎると思います。 私の考えでは文法は絶対必要だと思います。少なくともある程度の年になってから英語を始めた人間であれば間違いなく必要だと思います。 英文法の参考書は多く出版されています。例えば私も使っていますがForest(フォレスト)のように分厚くてかなり詳しく学習できるものとか、初級英会話に特化した内容で必要最低限に絞って過去完了の説明が省かれているようなものもあります。 文法書は充実した中身の濃いのを一冊は持っていて調べ物に使うといいと思います。しかし、あまりにも文法重視の勉強をしているのはどうかと思います。いつまでも納得がいくまで文法書にかじりついて、そこから抜け出せなくなってしまうタイプの人もいると聞きました。 ところで、このページのタイトル、本題である、「英語・英会話のコツ(キモ)はあるのか」という英語学習者にとって一番知りたい部分の話に入ります。 巷に溢れている書籍や教材、どれも購買意欲を刺激するようなタイトルですね。「奇跡の・・・」「超・・・」といった形容や「聞くだけでOK」なもの、「○○日でペラペラ」、「一日○分やるだけ」といったもの等々です。 でもその中からどれか一冊選んできて一生懸命勉強したとしても、やはり何かが足りないと思えてくる。それを補うために次の一冊にまた手を出してしまう。目指す英語習得のレベルが「挨拶ができる程度」でいいのならそんなに苦労はしないでしょう。でも自分が日本語で表現できるのと、ほとんど同じところまで英語をレベルアップしたいとなると、そう簡単なことではない筈。 それにしても問題なのは、なぜこれほどまでに多くの人が、英語習得に苦労しているのかという点です。 それはコツが理解できていないから、あるいは肝心なことを押さえていないからと言っても過言ではないでしょう。 そのコツとかキモと言われるものは、たとえ数百ページもある分厚い文法書を必死で勉強していてもつかめないものです。 なぜか?- それはコツとかキモと言われる部分までは書いてないからです。 だれも教えてくれないし自分では見つけられず、したがって、いくら英語を勉強しても成果が上がらず、ついに嫌気がさして英語習得を諦めてしまう人が多くいるようです。 しかし、英語を諦めずに辛抱強く勉強し、常にアンテナを張って情報収集に心掛けていると、いつか気付く瞬間がやってきます。キモとはそういうものなんですね。 少しだけヒントを書きますが、先ず、語彙力はあるに越したことはないですね。でも使える形で持っていないといざという時使えないですから、それではまずい。英文は主語+時制+動詞が重要で、文の後のほうには場所の情報や時の情報がくる。なぜ主語と時制と動詞が重要なのか?日本語で考えてみるとそれが分かります。つまり次にどのような情報を付け加えるべきなのかが自然に見えてくる、ということですね。それに5W1Hを強く意識することも重要でこれらが情報そのものだということです。 英語を単純な構造物だと思えるようになると、後は難しいと思っていたDUOの語彙も平気になります。ある語彙が構造物のどの役割なのか理解できれば、その役割部分に割り当てればいいだけです。 ここまで理解できると次のようなすぐれたフレーズ集も生きてきます。使い方がはっきり分かるから学習がおもしろくなります。英語での挫折はもうありません。最後に私が英語のキモに辿り着くための大きなヒントとなった教材を紹介しておきますので参考にしていただければと思います。
こちらのページに詳細があります。
「例文で覚える中学英単語・熟語1800」を繰り返し学習して英文になれ、中学レベルの文法事項が理解できるようになったら、もうこの本から離れてもいいと思います。よくできた教材ではありますが、日常的に使用する英語としてはちょっと問題もあります。「例文で覚える中学英単語・熟語1800」+DUO3.0までやっても、日常会話はまだ厳しいです。日常会話で使う語彙に関しては別に覚える必要があります。それと、やはりもっとも売れているだけに、この教材は優れものです。
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